よくある質問集【予防歯科に関する質問 】

Q.予防歯科とは何ですか?

A.歯や口の病気や問題を未然に防ぐことを目的とした歯科の分野です。普段からお口のケアを行うことで虫歯や歯周病を未然に防ぎます。「治すための治療」ではなく、虫歯や歯周病に「しないための治療」です。

Q.なぜ予防歯科が重要なのですか?

A.虫歯や歯周病などになってから治療を始めると、治療回数や治療費がかさむだけでなく、既に治療が手遅れになっていることがあります。しかし、普段からお口のケアを行うことで、大きな治療を避けることができ、たとえ症状が出現しても早期発見により治療の程度も軽いため、結果として治療を早く終わらせることができます。

Q.予防歯科のためにどのようなケアが必要ですか?

A.患者さんがご自宅で毎日行う「ホームケア」と、歯科医院で行う専門的な「プロフェッショナルケア」の二本立てで行うことが必要です。ホームケアには、適切な歯ブラシや刷掃補助用具などによる正しいブラッシング法、歯磨剤や洗口液などのフッ化物の応用、健康的な食生活などが該当します。プロフェッショナルケアには、歯科医師や歯科衛生士による専門的な歯のクリーニングが該当します。

Q.歯磨きだけでは不十分な場合、他にどのような予防策がありますか?

A.歯ブラシ以外に歯間ブラシ、デンタルフロス、ワンタフトブラシなどの使用やシーラント、フッ素塗布、フッ化物洗口、マウスウォッシュの利用などがあります。当院ではお子様の虫歯予防のためのキッズクラブを設けて、シーラントやフッ素塗布、フッ化物洗口を行っております。また、マウスウォッシュも歯科医院専売品を扱っておりますので、お気軽にスタッフまでご相談ください。

Q.歯科医院での予防処置にはどのようなものがありますか?

A.歯科医院での予防処置には、プロフェッショナルケアによる歯のクリーニング(歯垢や歯石の除去)、シーラントやフッ素塗布、フッ化物洗口などがあります。なお、シーラントは乳歯や永久歯が生えたばかりのお子様が対象で、虫歯になりやすい主に奥歯の溝を専用の材料で封鎖して虫歯の発生を予防するとともに、フッ素の効果による歯質強化や歯垢の付着を抑制する処置です。

Q.予防歯科のための食事や飲み物の選び方には何を注意すべきですか?

A.食事は1日3食きちんと摂る。間食は時間や回数を決めて、ダラダラ食いはしない。虫歯の原因の砂糖や炭酸飲料などの酸性飲料の摂取を制限し、それに代わる代替甘味料の入ったものや、麦茶や牛乳などにして、さらに栄養バランスの取れた食事を心がけることが必要です。

Q.子供の予防歯科について教えてください。

A.まずは歯医者さんを受診して、虫歯や歯肉炎になっていないか診てもらいましょう。そのうえで、適切な歯磨きの指導やフッ素塗布、シーラントの施術などを受けましょう。また、お子様の年齢や個性に合わせた口腔ケア用品についても説明を受けるのが良いでしょう。当院では、お子様のの虫歯予防のためのキッズクラブを設けてそのような予防処置を行っておりますので、ご興味のある方はぜひスタッフまでお声がけください。

Q.歯垢と歯石の違いは何ですか?予防歯科でどのように対処すれば良いですか?

A.歯垢はプラークとも呼ばれ、歯や入れ歯の表面に付着する細菌の塊です。歯石は歯垢が硬く固まったもので、通常の歯磨きでは除去することができません。歯科医院で定期的なクリーニングを受けて歯垢や歯石を除去し、適切な歯磨き指導を受けるのが良いでしょう。

Q.予防歯科の効果はいつから現れますか?

A.個人差がありますので一概には言えませんが、数週間で効果が出るものもあれば、数ヶ月かかる場合があります。いずれにせよ、継続的な予防処置を行うことが重要ですので、定期的な歯科受診を続けましょう。

Q.予防歯科に関する定期的な予約や診察の頻度はどのくらいですか?

A.個人のお口や全身状態によって異なります。一般的には3~6ヶ月間隔のメインテナンスが推奨されます。歯科医師や歯科衛生士と相談して、適切なメインテナンス間隔を決めることが重要です。